ドラマ版デスノート第5話感想。

今回は原作とそこまで逸脱してないので、特筆すべき点もなく。
まあ冒頭のパニクるライトは面白かったかな。ライトのキスをLが目撃するシーンはもっと大げさなリアクションさせても良かったかも。
ちなみにライトの挙動不審っぷりやライブハウスで大声で重要な会話をするL月とかツッコミ入りそうな点はいくつもありましたけど、ンなもんはテレビ用に大げさにやってるんだから私はそんなセンスのないツッコミはしないのです。


気になったのは、ライトが隠れた天才って設定は初めからあったんだから、今更Lに明らかに説明くさい台詞吐かせるよりも、もっと前から分かりやすく伏線張っとかないと駄目じゃね?って点でしょうか。
確かに一話で友達に「お前はやればできる」的な事は言われてたけど、それだって昔は成績が滅茶苦茶良かったとか『こんな事があったからお前はやればできるんだ』という実例を出さないと納得し辛いし、私なら『昔は天才だったけど優しすぎる性格ゆえに無意識に周りにレベルを合わせてしまっている』的な設定を妹や友人の台詞でチラ見せさせとくけどなぁ。それならミサのライブに行くのも『特にファンというわけでもないが周りに合わせていたら自然とそうなった』で説明つくし。
というのも、ファンにしては今回ミサに対してファン的な反応が何もないんですもの。だったらファンって設定自体いらなくなっちゃうじゃん。


来週も原作通りっぽくて、何か今から「竜崎、お前やる気ないよな?」状態ですが、前回言った通り今回の実写化の肝はオリジナル展開だと思ってますので、もっと頑張って下さい。ニアや魅上も相変わらず全然動いてねーし。
ライトが手放したノートが魅上に渡ってようやくオリジナル展開カナーと思って次回予告見たら、結局ヨツバに渡るようで何だかなぁ。ホント脚本仕事してください。
ヨツバの顧問弁護士が魅上って線に僅かな期待は残ってるけど…まあ無いだろうなぁ。


あー、そういや前回書き忘れてましたが、成否を分けるオリジナル展開で絶対に失敗してはいけないのは『終わりをどうするか?』。
ライト勝利エンドはまあ無理でしょうし、L勝利エンドも映画と同じ。ニア勝利エンドなんて誰も期待してないという事で、ここかなり難しいポイントだと思います。
ライトがニア殺した上でLとの相討ちエンドなら、まあ何とか…ある意味一番の安牌は月L両者生存エンドなんですが、その展開で納得させられるだけの展開をこの脚本家が書けるかなぁ…


大穴はノートを手にしたニア(メロの人格)暴走。ライト(記憶あり)とLが協力してニアを追い詰める展開で。これならメロニアをわざわざ出した理由が出来ますし。
最終的にニアを捕まえるもノート燃えちゃって証拠がないんでライト捕まえられない、でもこれ以上殺しも出来ない。これまでの罰として今後ライトはLの監視下におくという名目で、ライトはLの探偵業に協力。探偵として犯罪者を捕まえる事で理想の新世界を目指す―――っつう超無難な落としどころで。
まあ、これはこれで苦情来るんでしょうけど。つーか既に誰か同人でやってそう…



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やりたい事は腐る程あるのに、やる時間は微塵もない。時間の使い方も悪いんだろうなぁ…なんて…